
Windowsで画面録画をした際、映像は完璧なのに音だけが消えていると焦ってしまうものです。この記事では、Windows 画面録画 音が入らない原因を特定し、確実に音声を残すための解決ステップを詳しく解説します。設定の見直しからドライバの更新まで、順を追って確認していきましょう。
Windows画面録画で音が入らない原因と解決の全体像
Windowsで画面録画に音が入らないトラブルは、ソフト設定、システム設定、プライバシー権限、ドライバ不具合の4つの主要な原因のいずれかに該当することがほとんどです。
まずはどこに問題があるのか、全体像を俯瞰することから始めましょう。複雑そうに見えますが、一つずつ設定を紐解いていけば、必ず元のクリアな音声を取り戻すことができます。
本格的な設定変更に進む前に、まずは「音が出ているか」という基本チェックを必ず行ってください。イヤホンの接触不良やブラウザ側のミュートなど、意外な盲点が隠れている場合があるからです。
タスクバーのスピーカーアイコンを確認し、音量が適切に上がっているかを見る
YouTubeなどの動画サイトを開き、実際にPCから音が流れるかテストする
💡 録画前に一度ブラウザで動画を流し、スピーカーから音が聞こえるか確認しましょう。
【解決1】Xbox Game Barのオーディオ録音設定を確認する
Windowsの標準機能であるXbox Game Bar (ekkubokkusu ge-mu ba-)を使用して録画を行った際、映像は撮れているのに音が入らないというトラブルの多くは、録音対象のスコープ設定に起因します。
まずはショートカットキーを活用して設定パネルを呼び出し、システム側で音声のキャプチャが許可されているかを以下の手順で詳しく確認していきましょう。
「Windowsキー + G」を同時に押して、Xbox Game Barの操作パネルを画面上に表示させます。
画面上部に表示されるメニューバーの右端にある「設定(歯車アイコン)」をクリックして設定ウィンドウを開きます。
左側のメニューから「キャプチャ中」タブを選択し、「録音するオーディオ」という項目を見つけます。
選択肢の中から「すべて」または「ゲーム」のいずれかにチェックが入っているかを確認してください。
もしこの項目が「なし」に設定されていると、PCから流れるすべての音声がカットされてしまいます。ブラウザの動画や複数のアプリ音を漏らさず収録したい場合は、「すべて」を選択しておくのが最も確実な方法です。
一方、「ゲーム」を選択した場合は、現在アクティブになっているメインウィンドウの音のみが抽出されます。通知音などの雑音を排除したい場合には有効ですが、意図せぬ無音を防ぐためにもまずは設定の現在地を把握しましょう。
💡 設定変更後は一度パネルを閉じ、再度Win+Gを押して設定が保持されているか確認すると安心です。
【解決2】Windowsサウンド設定で出力・入力デバイスを正しく選ぶ
Windowsの画面録画で音が入らないトラブルの多くは、システム側で音声の「通り道」が正しく指定されていないことに起因します。
スピーカーから音が聞こえていても、録画ソフトが別のデバイスを録音対象として認識している場合、映像だけの無音ファイルが生成されてしまいます。
まずはWindowsのシステム全体における「音の入り口と出口」を、以下の手順で再点検しましょう。
「設定」アプリを開き、「システム」から「サウンド」の項目を選択します。
「出力」セクションで、現在使用しているスピーカーやヘッドセットが規定の出力デバイスとして選ばれているか確認します。
自分の声を録りたい場合は、「入力」セクションで使用する入力デバイス(マイク)が正しく選択されているかチェックします。
この際、各デバイスの横にあるボリュームスライダーが音量がゼロになっていないかを必ず確認してください。
バーが左端に寄っていたり、×印のミュートアイコンが表示されていたりすると、録画データに音は一切反映されません。
もしリストに使用したいデバイスが表示されない場合は、ケーブルの抜き差しやBluetoothの再接続を試みてください。
OSレベルで正しくデバイスが認識されることで、録画ソフト側でも音声を拾えるようになります。
💡 マイクのテストバーが動かないときは、デバイス自体の物理的なミュートスイッチがオフになっているかも確認しましょう。
【解決3】マイクのプライバシー設定でアクセスを許可する
Windowsのシステム設定やデバイス自体に問題がなくても、OS側の「セキュリティの壁」が音声をブロックしていることがあります。
特にプライバシー保護が強化された現在のWindowsでは、マイクへのアクセス権限が厳格に管理されています。
録画ソフトがマイクを使おうとした際、この権限がオフになっていると、映像は撮れても音声は一切記録されません。
まずはシステム全体の「プライバシーとセキュリティ」の設定を見直して、録画アプリに門戸が開かれているか確認しましょう。
「設定」アプリを開き、左メニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
「アプリの権限」セクションにある「マイク」をクリックして詳細画面を表示します。
「マイクへのアクセス」が「オン」になっていることを確認します。
「アプリにマイクへのアクセスを許可する」のリストから、特定の録画アプリが「オン」か確認します。
標準の録画機能だけでなく、外部ソフトを使う場合もこの「デスクトップアプリ」側のスイッチが重要です。
ここがオフだと、個別のアプリ設定をいくら弄っても音が入らないため、必ず最上部のマスター設定と合わせて整合性を確認してください。
また、Windows Updateの直後にこれらの設定がリセットされたり、予期せずオフに変更されたりするケースも報告されています。
「昨日は録音できたのに」という時こそ、この権限設定を真っ先に疑うのが解決への近道です。
💡 スイッチがオンでも音が入らない時は、一度オフにしてから再度オンに切り替えてみてください。
【解決4】音量ミキサーでアプリごとのミュートを解除する
PC全体の音量が上がっていても、特定のソフトだけが消音されていると録画に音は入りません。
Windowsの「音量ミキサー (onshou mikisa-)」は、アプリケーションごとに音量を細かく制御できる便利な機能ですが、ここが原因で見落としが発生しがちです。
録画ソフト自体の音量設定や、録画対象となっているブラウザ、ゲームなどの音量が個別にゼロになっていないか、あるいはミュート(消音)アイコンが表示されていないかを必ず確認してください。
PC全体の音量ではなく、アプリ個別の設定が優先されます。
タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリックし、「音量ミキサーを開く」を選択します。
「アプリ」の一覧から、録画したいソフト(YouTubeを表示したブラウザなど)を探します。
スライダーを右に動かして音量を上げ、スピーカーマークに斜線が入っていないことを確認します。
特に複数のモニタを使っている場合や、ヘッドセットを抜き差しした直後は、出力先の設定が意図せず切り替わり、音量ミキサー上で特定のアプリが最小音量にリセットされることがあります。
録音したい音源が「システム音」として認識されているかを視覚的にチェックしましょう。
💡 録画したいアプリで実際に音を流した状態で音量ミキサーを開くと、音量バーが緑色に動くので判別しやすくなります。

【解決5】Snipping Toolの録音スイッチがオンかチェック
Windows標準の「Snipping Tool (snippingu tu-ru)」は、手軽にデスクトップをキャプチャできる便利なツールですが、音声設定がデフォルトでオフになっていることがあります。録画範囲を指定した後に表示されるツールバーの設定を見落とさないようにしましょう。
Snipping Toolを起動し、上部のビデオカメラアイコンを選択して「新規」をクリックします。
録画したい範囲をマウスでドラッグして指定すると、画面上部に録画操作用のツールバーが出現します。
「マイクアイコン」や「システムオーディオアイコン」に斜線(オフ)が入っていないかを確認してください。
PC内部の音を録りたいときはシステムオーディオを、自分の声を吹き込みたいときはマイクをそれぞれオンにします。録音ボタンを押す前の最終確認を徹底することで、無音で録画されてしまう失敗を防ぐことができます。
💡 録画範囲を決めた直後、ツールバーのアイコンに斜線がないか指差し確認する習慣をつけましょう。
【解決6】オーディオドライバを最新の状態に更新する
各種設定を見直しても画面録画に音が入らない場合、OSとハードウェアを繋ぐ「ドライバ」が不具合を起こしている可能性があります。
特にシステムアップデートの直後などは、音声デバイスの認識が不安定になりやすいため、最新の状態へ更新することが不可欠です。
スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択して起動します。
「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の左にある矢印をクリックして展開します。
「Realtek Audio」などのサウンドドライバを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
更新しても改善しない場合は、一度「デバイスのアンインストール」を行い、PCを再起動してください。
再起動時にWindowsが不足しているドライバを自動的に再インストールするため、システムの認識エラーを解消できる確率が格段に高まります。
💡 解決しない場合は、PCメーカーの公式サイトから専用ドライバを直接ダウンロードして適用しましょう。
【解決7】サウンドの「排他モード」設定をオフにしてみる
Windowsの画面録画で音が入らない原因の一つに、特定のアプリがサウンドデバイスを独占してしまう「排他モード」の干渉があります。
他の音楽プレイヤーや通話ソフトが音を優先的に占有していると、録画ソフトが音声をキャッチできなくなるのです。この競合を避けるためには、コントロールパネルからサウンドプロパティの設定を変更しましょう。
コントロールパネルを開き「ハードウェアとサウンド」から「サウンド」を選択します。
使用している再生デバイス(スピーカーなど)を右クリックし「プロパティ」を開きます。
「詳細」タブ内にある「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外して「OK」を押します。
この設定は再生デバイスだけでなく、マイクなどの録音デバイス側でも同様の手順で確認が必要です。アプリ同士の音声の奪い合いを防ぐことで、録画時に音が消えるトラブルを解消し、安定した収録が可能になります。
💡 設定変更後は、一度PCを再起動してから録画を試すと設定が確実に反映されます。
失敗を防ぐ!録画開始前に必ず行うべき「3秒テスト」の手順
どれほど設定を完璧に見直したとしても、Windowsのアップデートや周辺機器の接続状況により、予期せぬ不具合が起こることは珍しくありません。長時間の会議やゲーム実況を録り終えた後に「音が入っていない」と気づく絶望を避けるには、録画直前の「3秒テスト」が最も有効な防衛策となります。
本番の録画を始める前に、まずは数秒間のテスト録画を行ってください。この際、単に映像を回すだけでなく、システム音とマイク音が両方入っているかを確認するワークフローをルーティン化しましょう。YouTubeの動画を流したり、設定画面で通知音を鳴らしたりしながら、自分の声も吹き込んでみます。
Windowsのシステム音やBGMを小さく流した状態で録画を開始する
マイクに向かって「テスト、テスト」と3秒ほど声を出し、録画を停止する
保存された動画ファイルを再生し、両方の音がバランス良く入っているか確認する
このわずかなステップを挟むだけで、後の編集工程で音声の欠落に泣くことはなくなります。特にマイクの音量は、ヘッドホンで聴いた時に「小さすぎないか」も併せてチェックしておくと、よりクオリティの高い動画が作成できるでしょう。
💡 本番用とは別に「テスト用フォルダ」を作っておくと、確認後の動画整理がスムーズです。

快適なWindows画面録画ライフのために
Windowsの標準機能で音が録れるようになったとしても、油断は禁物です。OSのアップデートやヘッドセットの抜き差しによって、既定のデバイス設定が予期せず書き換わることがあります。録画を始める前には、現在の音声出力先が意図したデバイスになっているかを必ず確認しましょう。
もし標準機能でどうしても音が安定しない、あるいはより高度な音声制御が必要な場合は、外部録画ソフトの導入も検討すべきステップです。OBS Studioなどの外部ソフトは音声ミキサー機能が非常に強力で、音の流れを視覚的に把握しながら録画できるため、トラブルを劇的に減らすことができます。
画面録画は、後から音の欠落に気づいても撮り直しが難しい作業です。設定の仕組みを理解した今のあなたなら、たとえ不具合が起きても冷静に対処できるはずです。ツールを賢く使い分け、大切な瞬間を完璧な状態で記録していきましょう。
💡 録画ソフトを更新した直後も、設定が初期化されていないかテスト録画でチェックしましょう。
