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ブルベなのにラベンダー下地で顔色が悪くなる?原因と正しい下地選びのポイント

「ブルベさんにはラベンダーの下地が合う」という定説を信じて購入したのに、使うと顔色が悪く見える…そんな経験はありませんか?パーソナルカラー診断でブルベ(ブルーベース)と判定されたのに、なぜかラベンダー下地を使うと血色が失われたように見えることがあります。この記事では、ラベンダー下地が顔色を悪く見せてしまう原因と、あなたの肌に本当に合った下地の選び方について詳しく解説します。

ラベンダー下地が顔色を悪く見せる理由とは?

ラベンダー下地は多くのメイクアップアーティストやビューティーアドバイザーから「ブルベさんに最適」と推奨されることが多いですが、実際に使ってみると顔色が悪く見えることがあります。なぜこのような現象が起きるのでしょうか?

ブルベでも肌の明るさによって効果が変わる

パーソナルカラー診断では「ブルベ」と一言で言っても、その中にはさまざまな肌の明るさのタイプが存在します。肌の明るさ(トーン)によって、ラベンダー下地の効果は大きく変わってきます。

特に肌のトーンが明るすぎない方がラベンダー下地を使うと、顔全体が灰色っぽく、血の気がないように見えてしまうことがあります。これは「透明感」ではなく「不健康な白さ」として認識されてしまうのです。

ブルベの中でも「サマー」タイプは比較的明るい肌の方が多く、ラベンダー下地との相性が良い傾向にありますが、「ウィンター」タイプは肌のトーンが暗めの方も多いため、ラベンダー下地が合わないケースが少なくありません。

肌質や肌の悩みも関係している

ラベンダー下地の効果は肌質によっても左右されます。乾燥肌の方がラベンダー下地を使うと、より乾燥感が強調されて顔色が悪く見えることがあります。また、もともと血色が少ない方がラベンダー下地を使うと、さらに血色が失われたように見える可能性も。

逆に、赤みが強い肌の方にはラベンダー下地が赤みを抑える効果を発揮し、肌を綺麗に見せることができます。このように、肌の状態や持っている悩みによって、同じラベンダー下地でも効果は大きく異なるのです。

自分の「くすみタイプ」を知ることが重要

実は肌のくすみにもいくつかのタイプがあります。主に「黄ぐすみ」「赤ぐすみ」「青ぐすみ」の3タイプに分けられ、それぞれに効果的な下地の色が異なります。

ラベンダー下地は「黄ぐすみ」に対して効果的です。これは色の理論で、黄色の反対色である青紫(ラベンダー)が黄色味を打ち消すためです。しかし、あなたの肌が「黄ぐすみ」ではなく「青ぐすみ」だった場合、ラベンダー下地はくすみを強調してしまい、顔色が悪く見える原因になります。

自分のくすみタイプを正しく知ることで、適切な下地選びができるようになります。

自分に合った下地の色を見つける方法

ラベンダー下地が合わないとわかったら、次は自分に本当に合う下地を見つけることが大切です。ここでは、自分に合った下地を見つけるための方法を紹介します。

肌のトーンを正しく把握する

まずは自分の肌のトーンを把握しましょう。自然光の下で、化粧をしていない素肌の状態を鏡でよく観察してください。肌の色が明るいか暗いか、黄みがかっているか青みがかっているか、などをチェックします。

また、手首の内側の血管の色も参考になります。血管が青や紫に見える方はブルベ、緑に見える方はイエベの可能性が高いです。ただし、これはあくまで目安であり、肌の表面の色と合わせて総合的に判断することが大切です。

顔と首の色の差を確認する

年齢を重ねるにつれて、日焼けや摩擦などの影響で顔と首の色に差が生じることがあります。特に顔だけが暗くくすんで見える場合、それが「くすみ」の原因です。

鏡の前で自分の顔と首の色の差を確認してみましょう。顔が首よりも暗く見える場合は、顔のくすみを改善する下地を選ぶと良いでしょう。

テスト塗りで実際の効果を確認

下地を購入する前に、必ずテスト塗りをして効果を確認することをおすすめします。多くの化粧品カウンターでは、テスターを用意していますので、ぜひ活用しましょう。

顔の半分だけに下地を塗って比較したり、頬の一部分に塗って全体の印象を確認したりすると、効果がよくわかります。また、店内の光だけでなく、できれば自然光の下でも確認するとより正確です。

ブルベさんにおすすめの下地カラー別効果と選び方

ブルベさんにはどのような下地が合うのでしょうか?ここでは、カラー別の効果と選び方を紹介します。

ラベンダー:明るい肌向け・黄ぐすみに効果的

ラベンダー下地は、肌が元々明るい方や、黄ぐすみが気になる方に適しています。特に肌のトーンが高く、透明感を出したい場合に効果的です。

しかし、肌のトーンが標準〜暗めの方や、血色感が乏しい方が使うと、顔がくすんで見えたり灰色っぽく見えたりする可能性があります。そのような場合は、ピンク系の下地を検討しましょう。

ピンク:血色感を出したい人向け

ピンク系の下地は、顔色が悪く見える方や血色感を出したい方におすすめです。特にラベンダー下地で顔色が悪く見えてしまう方は、ピンク系の下地に切り替えると肌が明るく健康的に見える可能性があります。

ピンク系の中でも、淡いピンクは自然な血色感を、ややビビッドなピンクは華やかな印象を演出できます。自分の希望する仕上がりに合わせて選びましょう。

ブルー:赤み消しと透明感アップに

ブルー系の下地は、赤みが気になる方や、より透明感を出したい方に効果的です。赤みを抑えつつ、肌に透明感を与えることができます。

ただし、ラベンダー同様に肌のトーンが暗い方が使うと、くすんで見える可能性があるので注意が必要です。肌の赤みが強い方には特におすすめの色です。

その他のカラー下地とその効果

グリーン系の下地は、赤みを強力に消す効果があり、赤ら顔や敏感肌の方に適しています。オレンジ系やベージュ系の下地は、全体的なくすみや色ムラが気になる方、シミやそばかすが目立つ方におすすめです。

このように、肌の悩みや希望する仕上がりによって、最適な下地の色は変わってきます。自分の肌状態をよく観察し、本当に必要な効果を持つ下地を選びましょう。

肌質・悩み別おすすめの下地ブランドと商品

肌質や悩みによっても、選ぶべき下地の種類は異なります。ここでは、肌質・悩み別のおすすめ下地をご紹介します。

乾燥肌向けのツヤ出し下地

乾燥肌の方は、保湿力が高く、ツヤ感を与えてくれる下地がおすすめです。特に、美容液成分配合の下地や、オイル成分を含む下地は、乾燥による顔色の悪さをカバーしてくれます。

乾燥肌の方がラベンダー下地を使いたい場合は、保湿力の高いタイプを選び、事前に十分な保湿ケアをしておくことが大切です。乾燥が強いと、どんな下地を使っても顔色が悪く見えてしまうことがあります。

混合肌・脂性肌向けのテカリ防止下地

混合肌や脂性肌の方は、テカリを抑えつつも肌を明るく見せる下地がおすすめです。皮脂によるくすみが気になる方には、ブルー系の下地が効果的です。

皮脂分泌が多いと、時間が経つにつれて下地の色味が変わって見えることがあります。そのため、テカリ防止効果のある下地を選び、部分的に色の違う下地を重ねるテクニックも有効です。

くすみ・色ムラをカバーする下地

全体的なくすみや色ムラが気になる方は、コントロールカラーと呼ばれる色補正効果のある下地がおすすめです。自分のくすみのタイプに合わせて色を選びましょう。

黄ぐすみにはラベンダー、青ぐすみにはオレンジやベージュ、赤みにはグリーンやブルーが効果的です。また、部分的に色ムラがある場合は、気になる部分だけに適切な色の下地を使う「部分用下地」の使い方も効果的です。

ラベンダー下地を失敗なく使いこなすコツ

どうしてもラベンダー下地を使いたい場合や、すでに購入してしまった場合のために、ラベンダー下地を上手に使いこなすコツをご紹介します。

少量ずつ塗るのがポイント

ラベンダー下地は、量が多すぎると不自然な仕上がりになりやすいです。特に顔色が悪く見えやすい方は、極少量から始めて、少しずつ調整しながら塗るのがコツです。

パール入りのラベンダー下地の場合は特に注意が必要で、使いすぎると顔がてかって見えたり、くすんで見えたりすることがあります。薄く伸ばすことを意識しましょう。

部分使いで効果を最大化

顔全体に塗るのではなく、黄ぐすみが気になる部分にだけ使うのも効果的です。例えば、頬の中心や目の下など、くすみが気になる部分だけにラベンダー下地を使い、他の部分は別の色の下地を使うといった方法です。

特に顔色が悪く見えやすい方は、ラベンダー下地を顔の中心部分だけに使い、輪郭部分には血色感を出すピンク系の下地を使うなど、部分的な使い分けがおすすめです。

他の色と組み合わせる活用法

ラベンダー下地とピンク系の下地を混ぜて使うのも効果的です。ラベンダーの透明感とピンクの血色感を同時に得ることができます。

また、ファンデーションの下にラベンダー下地を薄く塗り、その上から血色のあるチークを入念に入れるなど、メイク全体でバランスを取ることも大切です。顔色が悪く見えるのは、ラベンダー下地だけの問題ではなく、メイク全体のバランスによることもあります。

まとめ

ブルベさんでもラベンダー下地で顔色が悪くなることがあるのは、肌のトーンや肌質、くすみのタイプによるものです。自分の肌に合った下地を選ぶには、肌の状態をよく観察し、実際にテスト塗りをして効果を確認することが大切です。

ラベンダー下地が合わない場合は、ピンク系やオレンジ系など、他の色の下地を試してみましょう。また、ラベンダー下地を使いたい場合は、少量ずつ使う、部分使いをする、他の色と組み合わせるなどのテクニックを活用することで、顔色を悪く見せずに透明感を手に入れることができます。

最終的には、鏡で見て自分が「いいな」と思える仕上がりが最も重要です。パーソナルカラー診断はあくまでも参考であり、実際の肌との相性を最優先に考えて、自分に合った下地を見つけてくださいね。