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「ピーピー鳴く鳥」の正体とは?身近な鳥の鳴き声識別ガイド

朝早く「ピーピー」という鳴き声で目を覚ましたことはありませんか?窓の外や近くの木々から聞こえてくる鳥の鳴き声、特に「ピーピー」と鳴く鳥の正体が気になるという方は多いようです。この記事では、「ピーピー」と鳴く代表的な鳥の種類、特徴、見分け方について詳しく解説します。身近な鳥の鳴き声を知ることで、日常の中での小さな発見と癒しのひとときを楽しみましょう。

「ピーピー」と鳴く代表的な鳥たち

日本の身近な環境で「ピーピー」と表現されるような鳴き声を持つ鳥は複数います。特に都市部や住宅地で耳にすることが多い代表的な種類を紹介します。

シジュウカラ(四十雀)

シジュウカラは、日本全国の平地から山地にかけて広く分布している小型の鳥です。特に春先になると「ツーツーピィー」「ピーツィー」という澄んだ声で鳴くことで知られています。

【特徴】

  • 全長:約14.5cm(スズメとほぼ同サイズ)
  • 体重:約14g
  • 外見:白い頬と胸、頭部から背中にかけての青灰色、そして胸から腹部に黒い線(ネクタイのように見える)が特徴的
  • 分布:日本全国、特に北日本に多い
  • 生息環境:平地から山地の林、公園や住宅地など

【鳴き声の特徴】 シジュウカラの鳴き声は透き通った澄んだ声が特徴で、特に春先から初夏にかけてよく鳴きます。「ツーツーピィー」「ツーピィー」あるいは「ピーツィー」と聞こえる鳴き声は、鳥の中でも特に早春を告げる声として親しまれています。

【生態】 木の穴や人工の巣箱に巣を作ります。市街地でも見られる馴染み深い鳥の一つで、人の暮らす環境にもよく適応しています。春になると特に活発に鳴き、縄張りの主張や繁殖のためのさえずりを頻繁に聞くことができます。

ヒヨドリ(鵯)

ヒヨドリは日本全国に広く分布する中型の鳥で、朝方に特に良く鳴く習性があります。「ピーヨ」「ピーピー」と甲高い声で鳴くため、朝の静寂を破る存在として知られています。

【特徴】

  • 全長:約27.5cm(スズメの約2倍の大きさ)
  • 体重:約60g
  • 外見:全体的に灰色の体色で、頬(耳の周り)が茶色い。頭にはボサボサとした冠羽がある
  • 分布:日本全国(日本の固有種に近い)
  • 生息環境:森林、里山から都市部の公園まで幅広く生息

【鳴き声の特徴】 ヒヨドリの鳴き声は「ヒーヨ ヒーヨ」が基本ですが、警戒時や縄張り主張時には「ピーヨ↑」「ピーピー」と甲高い声で鳴きます。特に朝方に頻繁に鳴くため、「朝うるさい鳥」として知られることも。

【生態】 元々は山地性の鳥でしたが、現在では都市部にも進出し、一年中見られる留鳥となっています。花の蜜や果実を好み、春には桜や梅の花に集まることも。縄張り意識が強く、特に同種の他個体に対して攻撃的な一面も持っています。

その他「ピーピー」と鳴く鳥たち

上記の2種類以外にも、「ピーピー」に近い鳴き声を持つ鳥はいます。

メジロ(目白)

  • 特徴:目の周りが白く、全体的に黄緑色をした小鳥(全長約12cm)
  • 鳴き声:「チーチュルチーチュル」と複雑で美しいさえずり
  • 生息環境:花の咲く木々の周りや果樹園などでよく見られる

イソヒヨドリ

  • 特徴:名前にヒヨドリとついていますが、ヒヨドリとは別種。オスは青い体と赤茶色の腹を持つ
  • 鳴き声:「ピーツツピーピー」など複雑な旋律でさえずる
  • 生息環境:元々は海岸の岩場に生息していたが、近年は都市部にも進出

季節別:いつ「ピーピー」鳴く鳥に出会える?

鳥の鳴き声は季節によって変化します。特に春から初夏にかけては、さまざまな種類の鳥が活発に鳴きます。

春のさえずり – 恋の季節

春は鳥たちにとって繁殖の季節です。オスはメスにアピールするために、美しい声でさえずります。

春に特に活発に鳴く鳥たち

  • シジュウカラ:2月頃から「ツーツーピィー」とさえずり始める
  • メジロ:桜や梅の開花期に合わせて活発に鳴く
  • ヒヨドリ:春先は縄張り主張のために朝方によく鳴く

春には特に早朝の鳥のさえずりが顕著になります。日の出前から鳴き始める鳥も多く、「朝ピーピーと鳴いてうるさい」という声も出るほどです。しかし、この鳴き声は生命力あふれる春の訪れを告げる大切な自然のシグナルでもあります。

夏から秋の鳴き声

繁殖期が終わると、鳥のさえずりは次第に少なくなります。ただし、ヒヨドリなどは一年を通して鳴くことがあります。

夏から秋に鳴く鳥の特徴

  • ヒヨドリ:果実が熟す時期には食べ物を求めて集まり、鳴き声も頻繁に聞こえる
  • シジュウカラ:繁殖後も群れで行動し、「ジジッ、ジジッ」という地鳴きが聞こえる

冬に聞こえる鳴き声

冬は比較的鳥の鳴き声が少ない季節ですが、留鳥は一年中その地域に住んでいるため、冬でも姿や声を確認できます。

冬に見られる鳴き声の特徴

  • シジュウカラ:冬も活発に動き回り、地鳴きがよく聞こえる
  • ヒヨドリ:寒い地域から暖かい地域へ移動する個体も多い

鳥の鳴き声の聞き分け方

「ピーピー」と鳴く鳥がいるけれど、どの鳥か分からない…そんな時の識別方法を紹介します。

「聞きなし」で覚える方法

「聞きなし」とは、鳥の鳴き声を人の言葉に置き換えて覚える方法です。古くから日本で親しまれてきた鳥の声の覚え方です。

代表的な「聞きなし」

  • ウグイス:「ホーホケキョ」→「法、法華経」
  • シジュウカラ:「ツーツーピィー」→「紙ひーき」
  • ヒヨドリ:「ピーヨ ピーヨ」→「鵯(ヒヨドリ)だよ」

鳴き声の特徴と聞き方のコツ

鳥の鳴き声を聞き分けるためには、まず耳を慣らすことが大切です。

聞き分けのコツ

  1. 高い音に注意を向ける習慣をつける
  2. 鳴き声と同時に姿も確認できれば、記憶に定着しやすい
  3. 朝早くの散歩で耳を澄ませる(日の出前〜2時間くらいが鳥の活動が最も活発)
  4. アプリや図鑑の音声と実際の鳴き声を比較してみる

ピーピー鳴く鳥の観察方法

鳥の鳴き声を楽しむためには、ちょっとした観察のコツがあります。

おすすめの観察スポット

身近な場所でも鳥の鳴き声を楽しむことができます。

観察におすすめの場所

  • 公園:特に木々が多い公園は鳥も多い
  • 河川敷:開けた環境と木々が混在し、様々な種類の鳥が見られる
  • 神社や寺の境内:古木が多く、鳥の生息に適した環境が整っている
  • 自宅の庭や窓辺:ベランダに小さな水場や餌台を設置すると訪れる鳥も増える

必要な道具と準備

鳥観察を楽しむための簡単な準備です。

基本的な道具

  • 双眼鏡:鳥の細部を観察するのに便利(初心者なら8倍程度がおすすめ)
  • 図鑑やアプリ:鳥の特徴や鳴き声を確認できる
  • メモ帳:観察した鳥や場所、日時を記録しておくと後で振り返る際に役立つ

バードウォッチングのマナー

鳥を観察する際の基本的なマナーです。

守るべきマナー

  • 静かに観察し、鳥を驚かせない
  • 巣や卵には近づかない
  • 私有地に無断で入らない
  • 双眼鏡で民家を覗かない
  • 自然環境を大切にする

身近な鳥の鳴き声を楽しむためのアプリや図鑑

鳥の鳴き声に興味を持ったら、さらに知識を深めるためのツールを活用しましょう。

おすすめのアプリ・サイト

  • 「さえずりナビ」:日本の鳥の鳴き声を手軽に検索できる無料アプリ
  • 「日本の鳥百科」(サントリー):鳴き声から鳥を検索できるウェブサイト
  • 「バードリサーチ鳴き声図鑑」:野鳥の鳴き声を収録したデータベース

おすすめの図鑑

  • 『鳴き声から調べる野鳥図鑑』:鳴き声からの識別に特化した図鑑
  • 『日本の野鳥650』:幅広い種類の鳥を収録した総合的な図鑑
  • 『身近な野鳥観察ガイド』:初心者向けの入門書

まとめ

「ピーピー」と鳴く鳥の代表格として、シジュウカラとヒヨドリを中心に紹介しました。これらの鳥たちは私たちの身近な環境で見られ、特に春から初夏にかけて活発にさえずります。朝方に甲高い声で鳴くため「うるさい」と感じる方もいますが、それは繁殖や縄張り主張など、鳥たちの生存に欠かせない重要な行動なのです。

鳥の鳴き声を知ることで、日常の風景がより豊かに感じられるようになります。散歩中や窓を開けた時に聞こえる「ピーピー」という鳴き声に、今度は「あ、これはシジュウカラかな?ヒヨドリかな?」と考えながら耳を傾けてみてください。自然とのつながりを感じる素敵な瞬間になるはずです。

鳥の観察は特別な道具がなくても、身近な場所から始められます。まずは耳を澄まして、周りの鳥の声に注目してみましょう。そして少しずつ鳴き声と姿を結びつけていくことで、鳥たちの世界がより身近に感じられるようになります。ぜひ、この記事を参考に、あなたも身近な鳥の鳴き声を楽しんでみてください。