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リュック16Lってどれくらい入る?A4ファイルから水筒まで実際の収納例で徹底解説

リュック選びで最も重要なのが「容量」です。特に「16L(リットル)」という容量は、コンパクトな見た目ながら日常使いには十分な収納力を持ち、通勤・通学から休日のお出かけまで幅広く使える絶妙なサイズとして人気を集めています。

しかし、「16Lって具体的にどれくらい入るの?」「ノートパソコンや厚い参考書は大丈夫?」「自分に必要な荷物が収まるか不安…」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな疑問を解消するために、16Lリュックの実際の収納力を具体的なアイテムの収納例とともに徹底的に解説します。様々なシーンでの活用方法から、失敗しない選び方のポイント、人気ブランドのおすすめモデルまでご紹介するので、ぜひあなたのリュック選びの参考にしてください。

16Lリュックの基本サイズと容量の目安

まずは、16Lリュックがどのくらいの大きさで、どのように容量が計算されるのか、基本的な知識を押さえておきましょう。具体的なサイズ感を掴むことで、自分の使い方に合うかどうかをイメージしやすくなります。

16Lって実際にはどれくらいの大きさ?

16Lリュックの一般的な外寸は、高さ約38cm・幅約27cm・マチ約13cm程度です。これは、A4サイズの書類がぴったり収まり、13インチから14インチ程度のノートパソコンも無理なく収納できるサイズ感です。A4クリアファイルはもちろん、厚みの少ないA4サイズの雑誌やノートもきれいに入れることができます。

ただし、同じA4サイズでも、リング式の分厚いバインダーやファイルボックスなどは、角が引っかかったり、ファスナーが閉めにくくなったりする可能性があるので注意が必要です。

重量については、多くの16Lリュックが300g〜500g程度と非常に軽量に作られています。長時間背負っていても肩や背中への負担が少ないのが大きな特徴です。例えば、世界的に人気の高いフェールラーベンの「カンケンリュック(16L)」の場合、重量はわずか300g。この軽さは、教科書やPCなど重い荷物を毎日運ぶ必要がある方にとって、計り知れないメリットとなるでしょう。

容量の計算方法を知っておこう

リュックの容量(L)は、製品に記載がない場合でも、以下の計算式でおおよその数値を算出できます。

容量(L) ≒ 「縦(cm)× 横(cm)× 奥行き(マチ)(cm)÷ 1,000」

例えば、縦40cm、横30cm、奥行き13cmのリュックであれば、以下のようになります。

40 × 30 × 13 ÷ 1,000 = 15.6L

この計算式は、リュック選びの際の便利な目安になります。ただし、これはあくまで理論上の最大容量です。実際には、リュックの形状(スクエア型かラウンド型か)、ポケットの数や配置、内部の仕切りの有無などによって、実際に荷物を収納できる「有効容量」は変わってきます。同じ16Lでも、四角いスクエア型のリュックの方が、デッドスペースが生まれにくく、書類やPCなどの角張った荷物を効率的に収納できる傾向があります。

16Lリュックに実際に入るものを具体的に紹介

ここからは、16Lリュックに実際にどのようなものが、どのくらい入るのかを「学生」「社会人」「普段使い」の3つのシーンに分けて具体的に解説します。ご自身の持ち物を思い浮かべながらチェックしてみてください。

【学生向け】教科書や文房具の収納例

16Lリュックは、荷物が比較的少ない日や、コンパクトなバッグを好む学生に人気のサイズです。通学で使う場合の具体的な収納例を見ていきましょう。

基本的な通学セット

  • A4クリアファイル:2〜3冊
  • 教科書・ノート:合計で3〜4冊程度
  • 筆箱
  • お弁当箱(スリムな一段タイプ)
  • 500mlペットボトルや水筒:1本
  • 折りたたみ傘(細身のもの)
  • スマートフォン、財布、イヤホン
  • ハンカチ、ティッシュ

このセットであれば、まだ少し余裕を持って収納できます。しかし、厚い参考書や専門書を複数冊持ち歩く必要がある日や、放課後の部活動で着替えやシューズなどが必要な場合は、16Lでは窮屈に感じる可能性が高いでしょう。特に理系の学生で分厚い専門書が必須な場合や、体育がある日は20L以上の容量を検討することをおすすめします。

一方で、タブレットやノートPCでの学習が中心で、持ち歩く教科書が少ない大学生にとっては、16Lはスマートで最適なサイズと言えます。

【社会人向け】通勤に必要な荷物の収納例

ミニマルな通勤スタイルを目指す社会人にとっても、16Lリュックは非常に魅力的です。ビジネスシーンでの活用例をご紹介します。

通勤基本セット

  • 13インチノートPC(クッション性のある専用ケース入り)
  • A4書類・ファイル:2冊程度
  • 手帳、筆記用具
  • お弁当箱、水筒
  • 財布、スマートフォン、モバイルバッテリー、充電ケーブル類
  • 名刺入れ、社員証
  • 化粧ポーチ
  • 折りたたみ傘

この程度の荷物であれば、16Lリュックにすっきりと収納可能です。特に、最低限の荷物で通勤する内勤の方や、荷物を極力減らしたいミニマリスト志向の方にはベストな選択です。満員電車内でも前に抱えやすく、周囲の邪魔になりにくいコンパクトさは、都市部で通勤する際の大きなアドバンテージとなります。ただし、PCのアダプターやマウスがかさばる場合や、出張で一泊分の着替えが必要な場合には、容量不足となるため注意が必要です。

【普段使い】お出かけ時の収納例

休日のお出かけや街歩きなど、プライベートシーンでも16Lリュックは大活躍します。身軽でありながら、必要なものはしっかり持ち運べる安心感があります。

お出かけセット

  • タブレットや電子書籍リーダー
  • 小さめの化粧ポーチ
  • ペットボトル、軽食(お菓子など)
  • 薄手のカーディガンやストール
  • モバイルバッテリー、イヤホン
  • 財布、スマートフォン
  • エコバッグ
  • 除菌シート、マスク予備

16Lは、カフェでのんびり過ごしたり、ショッピングを楽しんだりする際に理想的なサイズです。必要なものがしっかり入る収納力と、一日中背負っていても疲れにくい軽量性のバランスが絶妙です。また、小さなお子さんがいる方のマザーズバッグやファザーズバッグとしても使えますが、おむつやおしりふき、着替え、おもちゃなどを全て入れるには少し手狭かもしれません。その場合は、サブバッグと併用するのがおすすめです。

16Lと他の容量との比較

「16Lが自分に合うか、まだ確信が持てない」という方のために、他の人気容量である「10L〜15L」と「20L〜25L」のリュックとの違いを比較してみましょう。それぞれの特徴を理解することで、より最適な容量選びができます。

10L~15Lとの違い

10L〜15Lのリュックは、主に「必要最低限の荷物」を持ち運ぶために設計されています。ランニングやサイクリング、近所への散歩といった、身軽さが最優先されるシーンで活躍します。

10L〜15Lに入るものの目安

  • 財布、スマートフォン、鍵
  • 500mlペットボトル1本
  • 薄手のタオルやハンカチ
  • 小さなポーチ

16Lと比較すると、A4サイズの書類やお弁当箱、ノートPC、厚手の衣類などを収納するのは困難になります。通勤・通学用のメインバッグとしては物足りなさを感じるサイズですが、旅行先での散策用サブバッグとして使うなど、用途を限定すれば非常に便利なアイテムです。

20L~25Lとの違い

20L〜25Lは、リュックのスタンダードな容量として最も人気のあるサイズ帯です。1日分の荷物に加え、さらにプラスアルファの収納力があります。

20L〜25Lに入るものの目安

  • A4ファイル:4〜5冊以上
  • 15インチのノートPC
  • 大きめのお弁当箱、1Lの水筒
  • 着替え1セット(Tシャツ、下着など)
  • 厚手のパーカーやジャケット

16Lと比較すると収納力は格段に上がりますが、その分リュック自体のサイズも大きくなり、特に小柄な方だと「背負われている感」が出てしまうことも。また、荷物が少ない日にはリュックの中で物が動いてしまい、かえって背負いにくく感じる可能性もあります。

容量選びで失敗しないポイント

リュックの容量選びで最も重要なのは、「自分が普段持ち歩く荷物の量を正確に把握すること」です。まずは、毎日必ず持ち歩くものを一度すべてテーブルの上に出してリストアップしてみましょう。

その上で、以下のチェックポイントを参考にしてください。

  • 一番荷物が多い曜日を基準にする:週に一度でも荷物が増える日があるなら、その日に合わせるのが無難です。
  • 季節による荷物の変化を考慮する:夏は飲み物が増え、冬は防寒具を入れるスペースが必要になるかもしれません。
  • 「大は小を兼ねる」の落とし穴に注意:大きすぎるリュックは、見た目のバランスが悪くなるだけでなく、荷物が少ない時に中で物が暴れてしまい、重心が不安定になる原因にもなります。
  • 使用頻度が最も高いシーンを明確にする:通勤がメインなのか、休日利用がメインなのかで最適なサイズは変わります。

16Lは「日常の必需品を過不足なくスマートに持ち運びたい」というニーズに応える、バランスの取れた容量です。もし迷った場合は、少しだけ余裕を持ったサイズを選ぶのが失敗しないコツですが、大きすぎないように注意しましょう。

16Lリュックが最適な人とシーン

ここまで解説してきた内容を踏まえ、16Lリュックが特にどのような人やシーンに最適なのかをまとめました。ご自身が当てはまるか、チェックしてみてください。

こんな人におすすめ

  • 学生の方:荷物が比較的少なめの中高生や、PC・タブレット学習が中心の大学生。
  • 社会人の方:通勤時の荷物を最小限にしたい方、テレワークが中心で時々出社する方、ミニマリスト志向の方。
  • その他:小柄な方や、すっきりとしたシルエットを好む女性。満員電車を頻繁に利用する方。コンパクトでスタイリッシュなリュックを探している方。

使用シーン別の活用方法

  • 通勤・通学シーン:PCや書類、お弁当などの必需品をスマートに収納。満員電車でも邪魔になりにくいサイズ感で、毎日の移動を快適にします。
  • 休日のお出かけ:カフェでの作業道具や本、ショッピングでの購入品(小さいもの)などを収納。友人との街歩きにも最適です。
  • ちょっとした旅行:荷物の少ない日帰り旅行や、旅行先での観光用バッグとして。飛行機の機内持ち込み手荷物としても便利なサイズです。

16Lリュックの選び方とチェックポイント

「16L」という容量を決めたら、次は具体的な製品選びです。同じ16Lでも、形状や機能、素材によって使い勝手は大きく変わります。ここでは、後悔しないための選び方のポイントを詳しく解説します。

形状の違いによる収納力の変化

  • スクエア型(四角形):書類やノートPC、本など角張ったものをきれいに、無駄なく収納できるのが最大のメリットです。ビジネスシーンや通学用途に適しており、きっちりとした印象を与えます。
  • 丸みのある形状(ラウンド型):カジュアルで柔らかな印象を与えます。衣類やポーチなど、形が定まっていないものをラフに詰め込むのに適しています。普段使いやアウトドア、タウンユースに馴染みます。
  • ロールトップ型:バッグの開口部をくるくると巻いて閉じるタイプ。荷物の量に応じて容量を多少調整できるのが特徴です。防水性に優れたモデルが多く、デザイン性も高いため、自転車通勤などにも人気があります。

機能性で選ぶポイント

使いやすさを左右する機能面のチェックも欠かせません。

  • ポケットの配置と数:
    • 背面ポケット:背中に接する部分にある隠しポケット。財布やスマートフォンなど、防犯性が気になる貴重品の収納に最適です。
    • サイドポケット:ペットボトルや折りたたみ傘をサッと取り出せるので非常に便利。伸縮性のある素材だとより使いやすいです。
    • PC専用ポケット:必須の機能。ただポケットがあるだけでなく、底面や背面にクッション材がしっかり入っているかを確認しましょう。PCを衝撃から守ってくれます。
    • 内ポケット:ペンや手帳、ケーブル類など、バッグの中で散らかりがちな小物を整理するのに役立ちます。
  • その他の機能:
    • 防水・撥水素材:突然の雨から大切な荷物を守ります。特にPCを持ち歩くなら重視したいポイントです。「止水ファスナー」が採用されていると、さらに安心感が高まります。
    • 背面構造:背中が当たる部分がメッシュ素材になっていたり、凹凸があったりすると、通気性が良く、夏場でも蒸れにくくなります。
    • チェストベルト:肩からのずり落ちを防ぎ、リュックを体に固定してくれるベルト。荷物が重い時や、自転車に乗る時にあると格段に安定感が増します。

素材とデザインの選び方

リュックの印象や耐久性を決める素材とデザインも重要な選択基準です。

  • ナイロン・ポリエステル:現在のリュックで最も主流の素材。軽量で耐久性に優れ、撥水加工が施されているものが多いのが特徴です。スポーティーなものからビジネス向けまでデザインも豊富です。
  • キャンバス(帆布):ナチュラルでカジュアルな風合いが魅力。非常に丈夫で、使い込むほどに味が出る経年変化を楽しめます。ただし、雨には弱く、素材自体がやや重いというデメリットもあります。
  • レザー(本革・合皮):高級感があり、スーツスタイルにもマッチします。ビジネスシーンでリュックを使いたい方に最適です。本革は手入れが必要ですが長く使え、合成皮革は手頃な価格で手入れが簡単なのが利点です。

デザインについては、通勤・通学で使うなら黒やネイビーなどの落ち着いた色合いが基本ですが、休日にも使うことを考えるなら、どんな服装にも合わせやすいシンプルなデザインを選ぶと汎用性が高まります。

16L前後のおすすめリュック5選

最後に、16L前後の容量で人気が高く、信頼できるおすすめのブランドとモデルを価格帯別にご紹介します。

人気ブランドの特徴

  • FJÄLLRÄVEN(フェールラーベン)- カンケンリュック 16L
    スウェーデン発のブランド。象徴的なデザインと豊富なカラーバリエーションが魅力。約300gという驚異的な軽さで、世代を問わず愛されています。価格帯:10,000円〜15,000円
  • GREGORY(グレゴリー)- ファインデイ 16L
    「着るように背負う」と評されるほどのフィット感が特徴のアウトドアブランド。「ファインデイ」は定番の「デイパック」を少し小ぶりにしたモデルで、女性や小柄な方にも最適です。価格帯:8,000円〜12,000円
  • THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)- シングルショット 20L
    16Lではありませんが、近い容量として人気のモデル。アウトドアで培われた技術力による高い耐久性と機能性が魅力。スポーティで洗練されたデザインはタウンユースにも映えます。価格帯:10,000円〜15,000円
  • ace.(エース)- ガジェタブルシリーズ 15L
    日本の老舗バッグメーカー「エース」が手掛けるブランド。ビジネスシーンに特化した機能が満載で、PC収納の保護性能や小物の整理しやすさは群を抜いています。価格帯:20,000円〜30,000円
  • PORTER(ポーター)- インタラクティブ デイパック 16L
    吉田カバンのオリジナルブランド。日本製ならではの丁寧な作りと品質の高さが魅力。シンプルながらも洗練されたデザインで、オンオフ問わず長く愛用できます。価格帯:25,000円〜


ポーター インタラクティブ デイパック 吉田カバン 

価格帯別おすすめモデル

  • エントリーモデル(5,000円〜10,000円):アウトドアブランドのエントリーモデルや、セレクトショップのオリジナル製品がこの価格帯。基本的な機能を備えたシンプルなデザインが多く、初めての16Lリュックにおすすめです。
  • スタンダードモデル(10,000円〜20,000円):上記で紹介した人気ブランドの定番モデルが中心。機能性とデザイン性のバランスが良く、最も選択肢が豊富な価格帯です。
  • プレミアムモデル(20,000円〜):ビジネス用途に特化した高機能モデルや、上質なレザーを使用したモデルなど。素材や細部の作りにこだわりたい方向けです。

まとめ

16Lリュックは、コンパクトさと十分な収納力を両立した、日常使いに最適な「ちょうど良い」容量です。A4サイズの書類や13インチ程度のノートPC、お弁当、水筒など、通勤・通学に必要な基本アイテムを過不足なく収納できます。

【16Lリュックが最適な方】

  • 荷物が比較的少なめの学生や社会人
  • コンパクトで軽量なリュックを求める方
  • 満員電車での通勤・通学が多い方
  • ミニマリスト志向の方

リュック選びで最も大切なことは、流行やデザインだけで選ぶのではなく、ご自身の荷物量とライフスタイルに本当に合ったサイズを選ぶことです。もし16Lの容量で迷われているなら、この記事で紹介した収納例を参考に、一度ご自身の普段の荷物をすべて並べて、実際に収まるかどうかを具体的にイメージしてみてください。

適切なサイズのリュックは、毎日の移動を快適にし、あなたの生活を支える頼もしい相棒となってくれるはずです。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの16Lリュックを見つけてください。